数年探し求めた水天宮にありつく
大井垣内の入口にまつ
られている「水天宮」
[千代川地区・山本俊雄情報員]
 二月二十一日の午後、好天に誘われて早春のひととき、ふと散歩でもと大井町まで足を延ばした私の眼に写ったのは、大井町北端の大堰川寄り「大井垣内」という集落の入口でした。
 ここは竹薮に覆われていますが、その一角が刈られて明るくなっているのに気付きました。三〜四年前、新聞でこの辺りに「水天宮」があるという記事を見て訪ねましたが不明で、そのままにしていましたが、もしやと近寄ってみると遂に見付けました。

 それは、「水天宮」と彫り込まれた高さ一・七メートルぐらい、大人で一抱え以上もある石の円柱と、それより高い石の円柱の上部に火袋を彫り貫いた素朴な石灯籠でした。
 農作業中の方に聞くと、「ここは昔から水害の常習地で水害除けを願って建てられ、毎年九月五日には集落二十二戸が酒、食を持ち寄って夜通し楽しみ守ってきた」と言っておられました。