環境に配慮したほ場整備に

 

新七谷川の掘削工事現場(保津地内)

[保津地区・西口純生情報員]
 今、川東地区では下流の保津町から、国営ほ場整備が着々と進められています。仮設道路、仮設橋などはすでに完成し、新七谷川の掘削工事及びほ場の整備が行われているところです。現状の七谷川については、6月から秋の収穫時期まで工事ができないことになっています。
 5月の川東ほ場整備役員会において、環境問題について、ほ場整備推進委員会にはあまり提言されたことはありませんでした。ほ場整備の中の環境委員会は集落下水に関連した環境整備の推進であるというのが、基本的な委員会の設置の目的であったように伺っています。
 保津町の下水道整備事業については、別に集落整備推進委員会が中心となって平成六年度から始まり、昨年の9月から供用開始され、今年度ですべての下水本管敷設が完成します。

 保津町としては、自然環境と共存の図れるような工事の進め方が重要なポイントになるであろうと提言し、今後の工事を進めていく中で、配慮しなければならない重要課題として取り組んでほしい要望を提言してきました。

 国営ほ場整備として早速、その取り組みについて発表されました。新七谷川については、アユモドキが戻れるようにと一部石詰め蛇籠による護岸を造ったり、魚や小さな生物が避難できるような深みを作ったり、コンクリート川の底に穴を穿孔して水草が繁茂するような配慮をしたり、小さな堰を造って泥溜めを作ることにより、生物が棲息できるように工夫をしてホタルやトンボの飛び交う「七谷川」をめざし、また千歳町周辺に残る畔木(あぜき)や彼岸花の群生も何らかの形で残せるものはどこかに残して、薄まりつつある「ふるさと」への意識が、より高まるような配慮をしていきたいとの説明がありました。

 工事と環境保全については、常に相反する問題が現実として起こる訳ですが、少しでも自然環境に配慮して、これから進んでいく少子高齢化社会に対応できるように、「帰って来い。ふるさとへ」と大きな声で叫べるようなまちづくりとなるように努力し、子や孫の時代に素晴らしいまちづくりの贈り物をしてあげなければならない、大事な時期に来ていると思います。